借金依頼を承諾していただいた際のお礼の手紙では、感謝の気持ちを述べるとともに、借りた後の経過報告も必ずするようにします。

「必ず返済します」といった誠意ある一文はもちろんのこと、わかる範囲で返済予定日を書くなどして、借金を承諾していただいた方に迷惑をかけることのないよう、また、不安な気持ちにさせることのないように努めましょう。

借金を断られた場合においても、お詫びの言葉と共に、今後も変わらないお付き合いを願う一文を書き添えてお礼状を送るのが礼儀です。

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借金承諾・断りへのお礼状@文例

文例1:借金承諾のお礼

拝啓 晩秋の候、○○様におかれましてはますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。
 先日は、大変厚かましいお願いにもかかわらず快くご承知くださいまして、誠にありがとうございました。
 ご報告申しておりましたとおり、早速○○に使わせていただき、なんとか窮状を脱することができました。
 ○○様のご厚意に深く感謝申し上げますとともに、このたびのご無礼をお詫び申し上げます。
 ご用立ていただいたお金は、お約束の通り、○月には返済できる予定ですので、何卒お待ちくださいますよう伏してお願い申し上げます。
 返済の際は、改めて御礼に伺いたいと存じますが、取り急ぎまずは書中にて、心よりの御礼と経過報告申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

文例2:借金を断られた場合

拝啓 初雪の候、○○様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。
 このたびは、私の身勝手な申し出をご検討くださいまして、誠にありがとうございました。
 同時に、私事の急なお願いで、○○様のお心を乱してしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。
 ご丁寧なお断りのお言葉とともに頂きました的確なご指導ご助言に、感謝の言葉もございません。心より御礼申し上げます。
 どうかこれに懲りず、今後とも変わらぬご指導をいただきますよう、何卒お願い申し上げます。
 まずは書中をもちましてお詫びと御礼を申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

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