保証人を依頼した際のお礼の手紙は、承諾していただいた場合だけでなく、断られた場合も必ず送るのが礼儀です。

承諾していただいた場合は、感謝や恐縮の気持ちと共に、保証人になっていただいたおかげでどうなったかといった結果報告も忘れずにします。

くれぐれも迷惑をかけないことを伝え、丁寧で誠意ある表現を心がけましょう。

また、保証人を断られた場合においても、断られたからといってそのまま放置するような失礼な態度はマナー違反です。お詫びの言葉と共に、今後も変わらないお付き合いを願う一文を書き添えて、お礼状をしたためましょう。

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保証人承諾・断りへのお礼状@文例

文例1:身元保証人承諾のお礼

前略 このたびは私の大学入学に際し、厚かましいお願いにもかかわらず身元保証人をご承諾いただきまして、誠にありがとうございました。
 おかげさまで、無事入学の手続きを完了し、新たな生活の一歩を踏み出すことができました。
 ○○様のご厚意に触れ、本当に有り難く、心より感謝いたしております。
 ご誓約いたしましたとおり、決してご迷惑をおかけすることがないよう、勉学に励んでまいりたいと存じます。
 後日、改めてご挨拶にお伺いしたいと存じますが、まずは書中にて、御礼を申し上げます。

草々 

令和○年○月○日

文例2:連帯保証人承諾のお礼

拝啓 新緑の候、○○様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたびは私の賃貸住宅契約にあたり、連帯保証人という不躾な申し出をご快諾いただきまして、誠にありがとうございました。
 ご迷惑を承知の上ではございましたが、他に頼るあてもなく、ご懇願申し上げた次第でございます。
 ○○様にご迷惑をおかけするようなことは決していたしませんことを改めてお誓い申し上げ、日々精進して参りますので、今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 後日、改めてご挨拶にお伺いいたしますが、取り急ぎ書中にて、御礼を申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

文例3:保証人を断られた場合

拝啓 秋月の候、○○様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。
 先日は、保証人という身勝手なお願いをご検討くださいまして、誠にありがとうございました。
 ご丁寧なお断りのお手紙を拝読いたしました。
 多大なご迷惑をおかけしたにも関わらず、冷静なご意見と励ましのお言葉の数々を頂戴いたし、心より感謝申し上げます。
 私事の急な申し出により、お心を乱してしまいましたことを深くお詫び申し上げますとともに、これに懲りず、今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
 略儀ながら、まずは書中をもちましてお詫びと御礼を申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

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