借金・借用依頼の手紙は、たとえ親しい間柄でも丁寧に、礼儀正しく書くことが大切です。

特に借金は依頼しづらいものですが、言い訳の多い文面や、曖昧で遠まわしな表現にならないように注意しましょう。

借金・借用の目的、金額、返済期日などをしっかりと書き、必ず返すといった一文や、大切に扱う気持ちを忘れずに伝え、不安な気持ちにさせない配慮を心がけます。

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借金・借用の依頼状@文例

文例1:借金の依頼

拝啓 深緑の候、○○様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 本日は折り入ってのお願いがございまして、筆を執らせていただきました。
 誠に申し上げにくいのですが、私の当面の生活費用として、○○万円ほどご融通いただけないでしょうか。
 ご存知のとおり、先日までの長期に亘る入院と○○手術において出費がかさみ、生活資金にも窮する状況でございます。
 他に頼める相手もおらず、不躾なお願いとは重々承知の上、恥を忍んでお願い申し上げる次第です。
 ○月には職場復帰できるよう治療の見通しが立っておりますので、復帰しましたら、毎月○万円ずつお返しし、○月のボーナスをもちまして全額返済できる予定です。
 日頃の御厚意に甘えるばかりで誠に心苦しく存じますが、何卒窮状をお察しいただき、ご承諾くださいますよう伏してお願い申し上げます。
 近く、改めてお願いに参りたいと存じますが、まずは書中にてお伺い申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

文例2:借用の依頼

拝啓 爽やかな好季節、○○様にはお元気でご活躍のことと存じます。
 さて、突然のお願いで恐縮ですが、○○様ご所蔵の△△△を拝借願いたく、筆を執らせていただきました。
 期間は、○月○日から○日までの○日間で、□□□のために使用させていただきたく存じます。
 他に借用をお願いできる相手に心当たりもなく、ご迷惑は重々承知で○○様にお願い申し上げる次第でございます。
 取り扱いには十分注意し、用件が済み次第速やかにお返しいたしますので、事情ご賢察の上、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

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