定年退職、結婚退職、開業のための退職など、退職にもさまざまなケースがありますが、いずれにしても、これまでの労をねぎらうとともに、感謝の気持ちを込めた温かな表現を工夫しましょう。

お世話になった事柄を具体的に述べ、感謝の気持ちを伝えることで、当時を思い出し感慨深い真心のこもった手紙になることでしょう。

文末には、今後の健康を気遣い、幸せを祈る言葉を述べて締めくくります。

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退職祝い状@文例

改まった相手へ

謹啓 仲秋の候、○○様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたび無事定年を迎えられ、退職されますとの由、誠におめでとうございます。
 長年にわたり、多きをご指導くださいました○○様には、言葉に尽くせぬ感謝の気持ちでいっぱいでございます。改めまして、公私にわたるご指導ご鞭撻の数々に、心より御礼申し上げます。
 ○○様より賜りました多くの学びを胸に、誠心誠意努力して参る所存でございますので、今後とも何卒ご指導くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
 末筆ながら、○○様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 まずは書中をもちまして御礼とお祝いを申し上げます。

敬白 

令和○年○月○日

親しい相手へ

拝啓 春霞のただよう好季節、○○様にはなお一層お健やかにお過ごしのことと存じます。
 日頃は、いろいろとお世話になり、心より感謝いたしております。
 さて、このたびは定年退職をお迎えとのこと、おめでとうございます。
 ご家族の皆様の温かな笑顔に包まれて、賑やかにこの日をお迎えのことでしょう。
 今後は、存分にご夫婦の時間を楽しまれ、一層幸福に満ちた毎日を送られますようお祈りいたしております。
 ささやかながらお祝いに旅行券を同封しました。ご夫婦で温泉旅行へ行かれるなど、どうぞごゆっくり長年の疲れを癒してください。
 最後になりましたが、○○様とご家族の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。
 まずは書中にて、常日頃の御礼とお祝いまで。

敬具 

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