離婚報告の挨拶状は、出さなければならないといった決まりはありません。

結婚の際にお世話になった仲人・媒酌人、離婚の際に支えてくれた人のほか、ごく親しい相手へのみ、これまでの御礼と心配をかけたお詫びや、今後の変わらぬお付き合いを願う言葉を伝えると良いでしょう。

時候の挨拶などの前文は、省略しても差し支えありません。

通知を出す場合は、離婚の原因や心情などの込み入った内容は避け、前向きな姿勢で相手を不安にさせない表現を心がけます。

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離婚報告の通知@文例

仲人・媒酌人へ宛てる場合

冠省 突然のご報告、誠に申し訳なく存じます。
 このたび私ども夫婦は、長時間に亘る話し合いの末、離婚することと相成りました。
 本来ならば、ご媒酌いただきました○○ご夫妻の元へご相談に伺うべきところ、このような形でのご報告となりましたことを深くお詫び申し上げます。
 今後の二人の人生において、別々の道を歩むことが最良の選択であるとの結論でございますので、どうぞご理解の上、温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます。
 これまで○○ご夫妻より賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、お心を騒がせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
 いずれ折をみてご挨拶に伺いますが、まずは書中にてご報告とお詫びを申し上げます。

不一 

令和○年○月○日

(新住所・新電話番号・名前)

親族、知人へ宛てる場合

前略 取り急ぎご報告申し上げます。
 私たち夫婦は、このたび離婚することとなりました。二人で十分に話し合い、お互い納得したうえでの結論です。
 ○○様には大変なご心配をおかけしまして誠に申し訳なく思っております。
 子どもは私が引き取り、現在は母子二人で暮らしております。新たな人生を前向きに歩んでまいりますので、今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
 なお、左記に新居を構えましたので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

草々 

令和○年○月○日

(新住所・新電話番号・名前)

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