後付けとは、日付・署名・宛名・脇付から成るもので、「いつ」「誰が」「誰に」宛てた手紙なのかを末文(結びの挨拶)の後に書き記します。

スポンサーリンク

手紙の「後付け」の説明図

  • 日付

    改行し、行頭から2~3字あけて、年号を含む日付を入れます。

    縦書きの場合は漢数字を、横書きの場合は算用数字を用い、祝い事や季節の手紙では日付を入れず「令和○年○月吉日」「2001年元旦」「令和○年盛夏」などとする場合もあります。

  • 署名

    差出人の名前を書きます。「日付」から改行し、末文の結語の語末にそろえる形で行末を1字空け、フルネームで署名しましょう。

    また、代筆の場合は「代」「代筆」、妻が代筆した場合は「内」と、名前の後に小さめの文字で書き足します。

  • 宛名

    「署名」から改行し、行頭からフルネームで本文や署名よりも少し大きめの文字で書きます。

    宛名には必ず敬称をつけ、ビジネス文書など会社や団体へ宛てる場合は会社名や役職も忘れずに記載しましょう。連名にする場合は、必ずそれぞれの名前に敬称を付けます。

    <敬称の例>
    様、殿、大兄、先生、御中 など

  • 脇付

    脇付は、現在ほとんど使用されることはありませんが、相手にいっそうの敬意を表す場合、宛名の脇(左下)に書き添えるものです。ビジネス文書やハガキ、弔慰状、電子メールでは使用しません。

    通常、脇付けは便箋にも封筒にも、宛名の左脇に同じように記します。

    詳細は「脇付け、外脇付けとは」をご参照ください。

スポンサーリンク