Word2003では、年賀状、寒中見舞い、暑中見舞いなどの季節の挨拶ハガキの他、用途に応じた葉書サイズの文面を作成することができます。

市販の年賀状作成ソフトを使用するのも良いですが、無料で作成したいという方には、Wordを使った簡単な作成方法をおすすめします。

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用意するもの

  • Microsoft Office Wordソフト
    このページでは、Microsoft Office Word 2003を用いて解説しています。
    ( ※Word 2010を使用した解説はこちら
  • 年賀状(季節の挨拶状)テンプレート・素材
    ネット検索で、「年賀状 素材 無料」「年賀状 写真フレーム 無料」などで検索して探してみてください。沢山のテンプレートをフリーでダウンロードすることができます。ダウンロードの際は、各素材集の利用規約を必ず読んでくださいね。
  • 写真
    子供や家族などの写真入り年賀状を作成する場合は、使用したい写真もあらかじめ準備しておきましょう。

作成手順

1. Wordのページ設定

  1. Wordを開いたら、「ファイル」→「ページ設定」をクリックして設定画面を開きます。

    ページ設定

  2. 「ページ設定」→「用紙」の用紙サイズで「はがき」を選択します。

    用紙サイズ選択

  3. 「ページ設定」→「余白」で上下左右の用紙の余白を設定し、ハガキの向きを決めます。

    余白設定

  4. 余白を0mmまたは低い数値で設定すると、上図のような修正画面がでることがあります。
    「修正」を選択するとこのように自動でサイズが決定され、「無視」を選択すると自分で指定したサイズがそのまま適用されます。基本的には0mm(無視)で大丈夫だと思いますが、印刷プレビューで確認しながら適切な余白を決めると良いでしょう。

    余白の自動修正

2. 年賀状テンプレート・素材を読み込む

  1. 「挿入」→「図」→「ファイルから」を選択し、素材集などからダウンロードした年賀状テンプレートや、その他使いたい素材を挿入します。

    年賀状素材の挿入

  2. 挿入した画像の上で右クリックし、「図の書式設定」を選択します。

    図の書式設定

  3. 「レイアウト」タブから「前面」を選択します。
    ※レイアウトを前面にすることで画像を好きな位置に移動できたり、2枚目に挿入する画像と重ねて表示させたりすることができます。

    レイアウト

  4. 「5~7」を繰り返し、2枚目の素材や写真を挿入します。
    レイアウトの「前面」と「背面」の指定を上手に変更しながら、置きたい位置に画像を動かし、位置が決まったら一番下にくる画像を「背面」に、手前に置きたい画像を「前面」に指定します。

    写真の挿入

3. 文字入れ

  1. 「挿入」→「テキストボックス」で縦書きか横書きの指定をし、文字を挿入したい場所でマウスをドラッグすると四角い枠が表示されます。この枠の位置やサイズは後で調節できるので、文字を打った後でテキストボックスを動かしながら細かい位置を決めると良いです。

    テキストボックスの挿入

  2. 枠内に打った文字をドラッグし、右クリックで「フォント」を選択します。

    フォント

  3. フォントを好みの設定に変更します。

    フォントの設定

  4. デフォルトでは文字の背景色が白、枠線が黒色になっていますので、これらを変更したい時はテキストボックスの枠の上で右クリックし、「テキストボックスの書式設定」を選択します。

    テキストボックスの書式

  5. 「色と線」タブの「塗りつぶし」と「線」を「なし」にすると、これらの設定が解除されます。

    ボックスの色と線

  6. Wordを使って無料でできる年賀状の完成です。
    年賀状テンプレートに文字を書く場所がある場合、テキストボックスを使用して文字を入れてもかまいませんが、こういった場所はできるだけ手書きにし、心のこもったメッセージを伝えたいものです。

    無料で年賀状のできあがり

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